志望動機の書き方【新卒・例文付き】28卒向け基本構成と差がつくポイント
「志望動機を書こうとしても、言葉が出てこない」「どの会社にも使い回せる志望動機しか書けない」――28卒の就活生が最初にぶつかる壁が「志望動機の書き方」です。
リクルートの採用担当者調査(2025年)によると、ES選考で最も重視する項目の第1位が「志望動機(自社への関心)」で、67%の担当者が回答しています。志望動機はガクチカや自己PRと並んで就活の三大必須項目であり、書き方ひとつで選考通過率が大きく変わる重要な要素です。
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1. 採用担当者が志望動機から見ているもの
志望動機の3つの目的
| 目的 | 見ているポイント |
|---|---|
| 企業理解 | この会社を本当に調べているか |
| 自己との接続 | なぜ「あなた」がこの会社なのか |
| 入社後のビジョン | 具体的に何をしたいか |
💡 ポイント: 採用担当者が最も嫌う志望動機は「御社のビジョンに共感しました」「成長できる環境だと思いました」など、どの会社にも使える「コピペ志望動機」です。
評価される志望動機の3条件
- その会社でなければならない理由がある(競合他社との差別化)
- 自分の経験・強みと結びついている(一貫したストーリー)
- 入社後の具体的な貢献イメージがある(曖昧でない将来像)
2. 志望動機の基本構成(WHY-HOW-WHAT法)
[WHY] なぜこの業界・職種か → 志望のルーツとなる経験・価値観
[WHY] なぜ他社ではなくこの会社か → 競合との差別化・会社固有の要素
[HOW] 入社後何を・どうやって実現するか → 自分の強みとの接続
[WHAT] 長期的にどんな人材になりたいか → キャリアビジョン
3. 例文5パターン
例文①:メーカー志望
私が貴社を志望する理由は、「素材で社会課題を解決する」という理念と、私のキャリアビジョンが完全に一致しているからです。大学でゼミ研究を通じて、環境問題の解決には製造業のイノベーションが不可欠だと確信しました。素材メーカーの中でも、貴社は自動車向けの軽量化素材において業界シェアNo.1を誇り、カーボンニュートラルへの取り組みでも最前線に立っています。入社後は研究開発部門で、軽量化と強度を両立する次世代素材の開発に取り組みたいと考えています。大学で培った材料科学の知識と、ゼミでの実証研究の経験を貴社で活かしたいと考えています。(約260字)
例文②:IT企業志望
私がIT業界を志望するのは、テクノロジーで人々の働き方を根本から変える仕事がしたいからです。アルバイト先の飲食店で、非効率なアナログ業務を目の当たりにし、DXの重要性を実感しました。数あるIT企業の中で貴社を選んだのは、中小企業向けの業務自動化SaaSにおける圧倒的な導入実績と、プロダクトドリブンな開発文化に共感したからです。入社後はカスタマーサクセスとして、導入企業の業務効率化を伴走支援し、3年後にはPMとして自らプロダクト改善をリードしたいと考えています。(約245字)
例文③:金融・銀行志望
私が銀行業界を志望するのは、地域企業の成長を資金と知見の両面から支える仕事がしたいからです。地元の中小企業を経営する祖父の苦労を身近に見て育ち、「中小企業に寄り添う金融機関」の重要性を感じてきました。貴行は地域密着型の融資実績と、経営コンサルティング機能の強化で差別化されており、「企業のパートナー」として機能している点に強く惹かれました。入社後は法人営業で、地域企業の経営課題を財務・事業の両面から支援し、中小企業の成長に貢献したいと考えています。(約243字)
例文④:広告・マーケティング志望
私がマーケティング業界を志望するのは、消費者の心を動かすコミュニケーションの設計に携わりたいからです。大学でSNSマーケティングを研究し、データに基づいた感情訴求の設計が購買行動を大きく変えることを実感しました。貴社は国内最大級の広告代理店として多様な業界のクライアントを持ち、デジタル広告とリアル施策を統合したIMCに強みがあります。入社後はデジタルマーケターとして、SNSデータの分析力とクリエイティブな企画力を組み合わせたキャンペーンを実施し、クライアントのブランド価値向上に貢献したいと考えています。(約264字)
例文⑤:コンサルティング志望
私がコンサルティング業界を志望するのは、業界を横断して企業の本質的な課題を解決する仕事がしたいからです。大学のビジネスコンテストで、複数業界の課題を構造化して解決策を提案する面白さを体験し、コンサルへの志望が固まりました。貴社は特にサプライチェーン改革の実績が業界トップクラスであり、製造業のDXへの強みが私の志望するキャリア領域と一致しています。入社後は分析力と課題解決力を活かし、製造業クライアントのデジタル変革を支援するコンサルタントとして成長したいと考えています。(約258字)
4. 「なぜこの会社か」を差別化する方法
OB・OG訪問で得た情報を使う
採用担当者が最も評価する「企業研究の深さ」を示す方法として、OB訪問で得た一次情報を志望動機に入れることが効果的です。
💡 ポイント: 「OB訪問で〇〇さんから〇〇という言葉をいただき、さらに志望が強まりました」という一文を入れるだけで、志望度の本物感が大幅に上がります。
競合比較を使う
「業界トップのA社ではなく貴社を選んだ理由」を明示すると、企業研究の深さと志望度の本物感が伝わります。
5. NGパターン
NG①:どの会社にも使えるコピペ志望動機
❌「御社の成長性と社員の方々のお人柄に惹かれました。」 → 他社にも同じことが言える。会社固有の要素を必ず入れる。
NG②:給与・安定・福利厚生が動機
❌「安定した環境で長く働きたいと思い、志望しました。」 → 会社への貢献意欲が全く伝わらない。「何をしたいか」を前面に出す。
NG③:業界志望動機しかない
❌「IT業界に興味があり、ITの仕事がしたいと思い志望しました。」 → なぜ「この会社」なのかが全くない。競合との差別化が必須。
よくある質問(FAQ)
Q1. 志望動機はどのくらいの字数が適切ですか? A. ES欄の指定に従うのが基本です。400字以内が最多ですが、300字〜600字まで対応できるよう複数バージョンを準備しておきましょう。
Q2. 志望動機とガクチカは連動させるべきですか? A. 連動させると一貫性が生まれて好印象です。ガクチカで示した強みが、志望動機の「入社後の貢献」とつながる構成が理想的です。
Q3. 「この会社でなければならない理由」が見つからない場合は? A. 企業のHP・採用サイト・IR資料・OB訪問を活用しましょう。競合他社と比較して「貴社だけが持つ特徴」を1つ見つけるだけで志望動機の質が大きく変わります。
Q4. インターン参加後は志望動機にその経験を入れるべきですか? A. 必ず入れましょう。インターンでの具体的な経験・人との出会いを志望動機に入れることで、志望度の本物感が最も高まります。
Q5. 複数の会社に同じ志望動機を使い回してもいいですか? A. 業界部分・自己PRとの接続部分は共通でも、「なぜこの会社か(企業固有の理由)」の部分は必ず変えましょう。
まとめ
志望動機は「なぜ業界か・なぜこの会社か・何をしたいか」の3層構造で書くことが基本です。コピペ志望動機から脱却し、企業固有の要素と自分の経験を有機的につなげることで、採用担当者の心に残る志望動機が完成します。
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