OB訪問で社員を紹介してもらったら、次はどうする?

OB訪問が成功すると、「よかったら他の社員も紹介しますよ」と言われることがあります。この「紹介チェーン」はOB訪問の最大のメリットの一つですが、紹介後の適切な行動を取れないと、せっかくの縁を無駄にしてしまいます。

本記事では、OB訪問で社員を紹介してもらった後にすべきこと・してはいけないことを、例文付きで28卒向けに詳しく解説します。

💡 ポイント: 紹介を受けた後の行動は「紹介者」「紹介された社員」両方への配慮が必要。どちらへの礼儀も大切にしましょう。

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紹介を受けた直後にすべきこと(優先度順)

①紹介者(最初のOB)へのお礼を言う

紹介の申し出があった段階で、その場でまず感謝を伝えましょう。

「ありがとうございます。ぜひお願いできればと思います。
○○様のお知り合いの方にもお話を伺えると大変ありがたいです。」

②メールアドレスまたは連絡先を確認する

紹介された社員に直接連絡すべきか、紹介者が仲介してくれるかを確認しておきましょう。

「ご紹介いただいた方への連絡は、
私から直接ご連絡する形でよいでしょうか?
それとも○○様からご紹介いただく形になりますか?」

③その日中に紹介者にお礼メールを送る

帰宅後すぐに紹介者にお礼のメールを送ります。

お礼メールの例文(紹介者宛)

件名:本日のOB訪問のお礼(○○大学 田中太郎)

○○様

お世話になっております。○○大学3年の田中太郎です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

○○様からお聞きした〜についてのお話は、
貴社への理解を深める上で非常に参考になりました。

また、△△様をご紹介いただけるとのこと、
大変ありがたく存じます。
早速△△様にご連絡させていただければと思っておりますが、
ご紹介のタイミングやご連絡方法について、
ご指示をいただけますでしょうか。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
田中太郎(○○大学○学部3年)

紹介された社員への最初のメール例文

紹介者から繋いでもらった場合(CCに紹介者が入っている場合)

件名:OB訪問のお願い(○○大学 田中太郎)

○○様

はじめまして。○○大学3年の田中太郎と申します。
先日、同じ部署の△△様にOB訪問でお話を伺った際、
「○○様にもぜひ話を聞いてみてください」とご紹介いただき、
ご連絡させていただきました。

△△様からは主に〜についてお聞きしましたが、
○○様がご担当されている〜についても、ぜひお聞きしたいと思っております。

30〜45分程度、オンラインでお時間をいただけますでしょうか。
ご都合をお聞かせいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

田中太郎(○○大学○学部3年)

自分から直接連絡する場合

件名:△△様よりご紹介いただきました(○○大学 田中太郎)

○○様

はじめまして。○○大学3年の田中太郎と申します。
先日、○○様と同じ会社の△△様にOB訪問でお話を伺い、
「○○様にもぜひ連絡してみてください」とご紹介いただきました。

私は現在〜業界への就職を志望しており、
特に○○様がご担当されている〜(部署・業務)に強い関心を持っています。

30分程度お時間をいただけますでしょうか。
オンラインでも対面でも、ご都合に合わせます。
よろしくお願いいたします。

田中太郎(○○大学○学部3年)

💡 ポイント: 紹介された社員へのメールでは「誰に紹介されたか」を最初に明示することが礼儀です。突然の連絡でも、紹介者の名前があることで信頼感が生まれます。

紹介チェーンを上手に活用するコツ

ステップ アクション
OB訪問終盤 「他にお話を伺える方がいればご紹介いただけますか?」と聞く
紹介の申し出があった直後 感謝を伝え、連絡方法を確認
当日中 紹介者へのお礼メールを送信
翌日以内 紹介された社員へ連絡
紹介先訪問後 紹介者にも結果(どんな話が聞けたか)を報告

紹介先OB訪問後の報告例

○○様

ご紹介いただいた△△様にOB訪問でお話を伺うことができました。
△△様からは〜についてお聞きすることができ、
○○様からのご紹介のおかげで非常に充実した時間となりました。
ありがとうございました。

引き続きよろしくお願いいたします。

紹介を受けた際のNGパターン

NG①:紹介を受けたのに長期間連絡しない

紹介者は紹介相手に「優秀な学生を紹介した」という印象を与えています。1週間以上連絡しないと紹介者の顔を潰すことになります。紹介を受けたら3日以内に連絡するのがマナーです。

NG②:紹介者へのお礼を後回しにする

紹介された社員への連絡に集中して紹介者へのお礼を忘れるケースがあります。紹介者と紹介先、両方へのフォローを忘れずに。

NG③:紹介先で「△△さんから色々聞きました」と言いすぎる

紹介者から聞いた会社の内部情報(批判的な意見など)を紹介先の社員の前で言うのは絶対にNGです。紹介先ではあくまで「初めてお話を伺う」という姿勢で臨みましょう。

よくある質問

Q1. 紹介してもらったのに断ってもいいですか?

問題ありません。ただし紹介者へは「せっかくご紹介いただいたのですが、今回はスケジュールの関係で伺うことが難しい状況です」と丁寧に断りましょう。

Q2. 紹介先の社員から更に別の社員を紹介してもらってもいいですか?

自然な流れで「もし他に話を聞ける方がいれば」と聞くのは問題ありません。ただし紹介チェーンが長くなりすぎると管理が大変になるため、3〜4人程度が目安です。

Q3. 紹介先でOB訪問が上手くいかなかった場合、紹介者に報告すべきですか?

「訪問できました、ありがとうございました」という報告は必ずしましょう。ただし「話が合わなかった」「あまり参考にならなかった」というネガティブな感想は伝えないのがマナーです。

Q4. 同じ企業内で何人まで紹介してもらっていいですか?

明確な上限はありませんが、3〜5人程度が目安です。それ以上になると「社員の時間を浪費しすぎている」と思われる可能性があります。

Q5. 紹介してもらえなかった場合はどうすればいいですか?

Matcherやビズリーチ・キャンパスなどのサービスで別の社員を探しましょう。紹介を期待しすぎず、あくまで「いただければラッキー」くらいの気持ちで臨むのがベストです。

参考記事・おすすめサービス

28卒が今すぐできるOB訪問アクションプラン

OB訪問を効果的に進めるためのステップ別アクションプランをまとめました。

ステップ1(今週中):OB訪問の目的を整理する

「この訪問で何を解決したいか」をA4用紙1枚に書き出しましょう。

  • 志望動機の深掘りをしたいのか
  • 仕事内容の実態を確認したいのか
  • 選考対策(ESや面接練習)のフィードバックが欲しいのか
  • 社風や企業文化を確認したいのか

目的が明確になれば、どんなOBに話を聞くべきかも自然と決まります。

ステップ2(来週中):OBリストを作成する

以下の方法で訪問候補のOBリストを作成しましょう。

方法 特徴
Matcher 幅広い業界・企業のOBにアクセスできる
ビズリーチ・キャンパス 同じ大学のOBを探しやすい
大学キャリアセンター 大学公認のOBリストを活用
LinkedIn 外資系・グローバル企業に強い
説明会・インターン 直接つながりを作れる

ステップ3(2週間以内):OB訪問の依頼メールを送る

5〜10人に同時にメッセージを送りましょう。承諾率は40〜60%を想定し、複数の返事を目標にします。

ステップ4(訪問後):情報を整理してESや面接に活かす

OB訪問後48時間以内に、得た情報を以下の観点で整理しましょう。

□ 志望動機に追加できる情報はあったか
□ 面接での逆質問に使えるネタはあったか
□ ESに引用できる具体的なエピソードはあったか
□ 業界・企業の理解が深まった点はどこか

💡 ポイント: OB訪問の情報は「使ってナンボ」です。訪問しただけで満足せず、必ずESや面接の準備に反映させましょう。

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OB訪問と並行して使いたい就活ツール・サービス

企業研究に使うツール

  • マイナビ就活:業界・企業の基本情報収集
  • リクナビ:エントリー・説明会管理
  • OpenWork:社員のリアルな口コミ
  • 四季報オンライン:定量データで企業を比較

OB訪問に使うサービス

  • Matcher:最大規模のOB訪問マッチングアプリ
  • ビズリーチ・キャンパス:大学連携型で信頼性が高い
  • doda campus:キャリア相談機能も充実
  • LinkedIn:外資系・グローバル企業向け

ES・面接対策に使うツール

  • ワンキャリア:内定者ESの実例を確認
  • 就活会議:OB体験談・企業口コミを参照
  • マイナビ就活 面接対策:面接の準備を体系的に

OB訪問はあくまで就活の一つのピースです。企業研究・ES作成・面接対策と組み合わせて、総合的な就活力を高めていきましょう。

OB訪問に関するよくある疑問をさらに深掘り

「OB訪問は必要?」という疑問への最終的な答え

結論から言えば、OB訪問は「やらなくていい理由がない」行動です。特に28卒の就活は競争が激しく、同じ業界・同じ企業を志望する学生が増える中で差別化が求められます。

OB訪問をした学生と、していない学生の差は主に以下の3点に現れます。

  1. 志望動機の説得力:「社員の方から伺った話」という一次情報があるかどうか
  2. 逆質問の深さ:「OB訪問で気になったこと」を起点に深掘りできるか
  3. 企業理解の立体感:表向きの情報だけでなく「本音の情報」を持っているか

就活スケジュールの中でOB訪問をいつやるか

28卒の場合、OB訪問を始めるベストタイミングは**3年生の6〜7月(インターン解禁前後)**です。

時期 OB訪問の目的
3年6〜9月 業界絞り込み・業界理解の深化
3年10〜12月 志望企業の絞り込み・企業文化の把握
3年1〜2月 第一志望の深掘り・面接準備
3年3月〜 選考直前の最終確認・逆質問の磨き上げ

早く始めるほど多くのOBに訪問でき、情報量が増えます。

💡 ポイント: OB訪問は「就活解禁後(3月)」を待つ必要はありません。インターン時期から始めることで、就活本番に向けた強固な企業理解が積み上がります。

OB訪問の情報管理術

複数のOBに訪問すると、情報が混在して整理が難しくなります。以下の方法で管理しましょう。

推奨管理方法(スプレッドシート

| OB名 | 企業名 | 部署 | 訪問日 | 主な話題 | 面接で使えるポイント | お礼送付 |

このような一覧表を作ることで、複数のOB訪問の情報を比較・参照しやすくなります。

OB訪問を「キャリア資産」として長期に活かす

OB訪問は就活のためだけでなく、入社後のキャリア形成にも役立ちます。

  • 入社後の上司・先輩との良好な関係:OB訪問でお世話になった社員が同僚になることがあります
  • 業界ネットワークの形成:Matcherで知り合ったOBが別の企業のキーパーソンになることも
  • 転職市場での情報収集:数年後の転職を検討する際、以前OB訪問した社員に再連絡できます

OB訪問で築いた関係は、就活を超えた長期的な資産になります。

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参考になる統計データ(2024年度版)

データ 数値
OB訪問を3回以上した学生の内定率 78%(Matcher調べ)
OB訪問を1回もしなかった学生の内定率 52%(同)
内定者がOB訪問で最も役に立ったと答えた情報 「入社の決め手」「職場の雰囲気」
OB訪問後にお礼メールを送った学生の割合 67%
採用担当者がOB訪問の実績を評価すると回答した割合 73%(コンサル・商社)

これらのデータは、OB訪問が単なる「就活の慣習」ではなく、内定率に直結する具体的な行動であることを示しています。

まとめ:今日からできるOB訪問の第一歩

OB訪問を始めるために今日できることは以下の3つです。

  1. Matcherに登録する(無料・5分で完了)
  2. 志望企業のOBを3人リストアップする
  3. 依頼メッセージの草案を書く

最初の一歩を踏み出すことが、OB訪問成功の最大のカギです。