インターンESと本選考ESの違いを理解する

インターンシップへのエントリーシート(ES)は、本選考ESと似ていますが、企業が見ているポイントが一部異なります。マイナビ採用担当者調査(2025年版)によると、インターンESで重視する要素として最も多く挙げられたのは「熱意・志望動機(72%)」で、次いで「論理的な文章構成(58%)」でした。

28卒が就活本格化前のインターン選考で通過率を上げるためには、「この企業のインターンに参加したい具体的な理由」と「自分の強みの具体的な証明」の2点を丁寧に書くことが鍵です。

💡 ポイント: インターンESは本選考ESの「練習台」でもあります。インターン選考を重ねることで、自分のESの弱点を把握し、本選考前に改善できます。積極的に複数の企業に応募して経験を積みましょう。

インターンESでよく出る設問パターン

設問 出題頻度 文字数目安
インターンへの志望動機 ★★★★★ 200〜400字
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ) ★★★★★ 300〜400字
自己PR ★★★★☆ 200〜400字
将来のキャリアビジョン ★★★☆☆ 200〜300字
あなたの強み・弱み ★★★☆☆ 200〜300字
最近気になるニュース・関心事 ★★☆☆☆ 200〜300字

志望動機の書き方と例文

良い志望動機の3条件

  1. その企業ならではの理由:「業界最大手だから」「有名だから」ではなく、その企業の事業・文化・製品に具体的に言及する
  2. インターンで何を学びたいか:参加目的が明確であること
  3. 将来のキャリアとの接続:インターンの経験が自分の就活・キャリアにどう活きるかを示す

志望動機例文(マーケティング系インターン)

「私が貴社のサマーインターンシップに参加を希望する理由は、貴社が消費財市場において独自のブランド育成手法を持ち、データドリブンなマーケティングを実践されていることに強く惹かれているからです。大学のゼミでブランド論を学ぶ中で、理論と実際のビジネスのギャップを体感したいという思いが強まりました。インターンでは、実際の商品開発・ブランド戦略の議論を通じて、消費者インサイトの活用方法と仮説検証の実践を学びたいと考えています。この体験を、本選考での職種選択や入社後のキャリア設計に活かしていきたいです。」(約200字)

ガクチカの書き方と例文

ガクチカの基本フォーマット(STAR法)

  • S(Situation):背景・状況
  • T(Task):課題・目標
  • A(Action):自分が行った具体的な行動
  • R(Result):結果・成果

ガクチカ例文(サークル活動)

「大学2年から所属するバドミントンサークルでの活動で、部員数の減少という課題に取り組みました(S)。入部当初は50人いた部員が1年で30人に減少し、活動の継続が危ぶまれる状況でした(T)。私は原因を分析するため、退部者へのヒアリングを実施しました。その結果、『練習の質のばらつき』が主要因であることがわかり、上級者が初心者に教えるメンタリング制度を提案・導入しました。さらに、SNS(Instagram)を活用して新入生向けの体験会を企画した結果、次の年度の入部者を前年比2.5倍(12人→30人)に増やすことができました(A/R)。この経験から、課題の原因を正確に分析し、データに基づいて施策を考える重要性を学びました。」(約300字)

自己PRの書き方と例文

自己PRは「私の強みは〇〇です→その根拠(エピソード)→インターン・仕事への活かし方」という流れで書きます。

自己PR例文(課題解決力をアピール)

「私の強みは、課題の本質を見抜いて解決策を実行する力です。アルバイト先の飲食店で、ピーク時間帯の提供遅れが続くという問題がありました。原因を分析すると、注文が集中する時間帯にキッチンとホールの連携が不足していることがわかりました。私はシフト表とコミュニケーションフローの改善を店長に提案し、試験的に導入した結果、提供時間を平均8分から5分に短縮することができました。この強みを活かして、貴社のインターンでもチームの課題発見と改善に貢献できると考えています。」(約250字)

ES添削のポイント:よくある改善点

改善点1:抽象的な表現が多い 「頑張りました」「成長しました」「貢献しました」という表現を「具体的な行動と数値の結果」に置き換えましょう。

改善点2:「私は〇〇です」の羅列 強みを言うだけで根拠(エピソード)がない場合、信頼性が低下します。必ず「なぜそう言えるか」の証拠を添えましょう。

改善点3:企業への志望理由が一般的 「成長できると思うから」「社風が良さそうだから」という理由は他の企業にも言えてしまいます。その企業の具体的な事業・商品・理念への言及を入れましょう。

💡 ポイント: 書いたESを友人・就活エージェント・キャリアセンターに読んでもらうことが、一番確実な改善方法です。自分では気づかない問題点を指摘してもらえます。

よくある質問

Q:インターンESはどれくらいの文字数で書くべきですか?

A:指定文字数の90〜100%を埋めることが基本です。少なすぎると「熱意がない」と判断される場合があります。

Q:インターンESのガクチカは、まだ大したエピソードがなくても書けますか?

A:書けます。重要なのはエピソードの規模より「思考のプロセスと学び」です。アルバイト・ゼミ・サークルなど日常的な経験でも、STAR法を使って深く掘り下げれば十分なエピソードになります。

Q:インターンESは本選考ESと内容が重複しても大丈夫ですか?

A:問題ありません。同じ企業の場合は採用担当者がESを読み返すこともあるため、一貫性を保ちながら「インターン参加時点での学び」を更新した内容にしましょう。

Q:ESはどうやって添削してもらえますか?

A:大学のキャリアセンター・就活エージェント(マイナビ・リクナビの個別相談)・OB/OG訪問などが活用できます。無料でES添削を提供するサービスもあります。

Q:インターンESのESは何社分くらい書くべきですか?

A:5〜10社分のインターンESを書くことをおすすめします。書けば書くほど「自分が何を伝えたいか」が明確になり、ES全体の質が上がっていきます。

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