OB訪問は一般職・総合職、どちらに聞けばいい?

金融・メーカー・商社などの企業では、「総合職」と「一般職」という2つの雇用区分が存在する場合があります。OB訪問をする際、どちらの職種の社員に話を聞くべきかで悩む28卒就活生は多いです。

結論から言えば、自分が志望する職種のOBを優先的に訪問することが基本です。ただし、両方に訪問することで得られる情報の幅が広がります。本記事では、一般職・総合職それぞれのOBに聞くべきこと・聞き方・選び方を解説します。

💡 ポイント: 一般職・総合職の違いは企業によって大きく異なります。「一般的なイメージ」より「その企業での実態」を知ることがOB訪問の目的です。

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一般職・総合職の基本的な違い

比較項目 総合職 一般職
業務範囲 幅広い・企画・管理など 限定的・サポート業務中心
転勤 あり(全国・海外) 少ない・ない場合が多い
昇進 管理職・役員まで可 上限がある場合が多い
給与 相対的に高い傾向 相対的に低い傾向
採用倍率 高い 比較的低い(企業による)

※この違いは企業によって大きく異なります。「コース別採用」をしない企業では一般職・総合職の区別がない場合もあります。

目的別:どちらに聞くべきかの判断基準

総合職のOBに聞くべきケース

  • 自分が総合職を志望している
  • キャリアパス・昇進の仕組みを知りたい
  • 転勤・海外赴任の実態が知りたい
  • 業務の裁量・やりがいを聞きたい
  • 入社後の配属や部署異動の流れを知りたい

一般職のOBに聞くべきケース

  • 自分が一般職を志望している
  • ワークライフバランスの実態を知りたい
  • 育休・産休の取得状況を聞きたい
  • キャリアアップの実態(限界はあるか)を知りたい
  • 総合職との職場での関係性を理解したい

両方に聞くことをおすすめするケース

  • まだ総合職・一般職どちらを志望するか決めていない
  • 職場の人間関係・職場環境全体を把握したい
  • 会社の文化・雰囲気をより広く理解したい

一般職OBへの質問例

①一般職として日々の業務でやりがいを感じる瞬間はいつですか?
②総合職との連携の中で大変なこと・やりやすいことはありますか?
③入社時と今でキャリアに対する考え方は変わりましたか?
④育休・産休は取得しやすい環境ですか?
⑤一般職として転職やキャリアアップを考える社員はいますか?

総合職OBへの質問例

①入社後の配属はどのように決まりましたか?
②転勤はどのくらいの頻度で発生しますか?
③一般職の方との協力関係はどのようなものですか?
④管理職への昇進はどのような流れですか?
⑤自分の裁量で仕事を進められるのはどのくらいから?

💡 ポイント: 一般職のOBに「総合職との関係」を、総合職のOBに「一般職の仕事への理解」を聞くと、職場全体の雰囲気が立体的に見えてきます。

OB訪問の依頼メール例文(職種別)

一般職志望で一般職OBへ依頼する場合

件名:OB訪問のお願い(○○大学 田中太郎)

○○様

はじめまして。○○大学3年の田中太郎と申します。
現在、〜業界の一般職での就職を志望しており、
実際に一般職として働かれている方のリアルなお声を伺いたく、
ご連絡させていただきました。

特に「一般職としてのやりがい」と
「キャリアの展望」についてお聞きしたいと考えております。

30分程度、ご都合の良いタイミングでお時間をいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

総合職・一般職どちらにすべきか迷っている場合

件名:OB訪問のお願い(一般職・総合職の選択について)(○○大学 鈴木花子)

○○様

はじめまして。○○大学3年の鈴木花子と申します。
Matcherでのご登録を拝見し、ご連絡させていただきました。

現在、御社への就職を志望しているのですが、
一般職と総合職のどちらを選ぶべきか迷っている段階です。

一般職として働かれている○○様に、
実際の業務内容・キャリアの展望・職場の雰囲気について
リアルなお声をお聞きしたいと思っております。

30〜45分程度、お時間をいただけますでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。

よくある質問

Q1. 一般職志望なのに総合職のOBに話を聞いてもいいですか?

問題ありません。総合職のOBに「一般職の方の働き方についても教えていただけますか?」と質問することで、職場全体の雰囲気を把握する情報が得られます。

Q2. 総合職・一般職の区別がない企業のOB訪問はどうすればいいですか?

職種区分がない企業では、担当業務や部署で区別して質問を考えましょう。「営業担当」「企画担当」「技術担当」など、職種別に話を聞くことが重要です。

Q3. 一般職のOBは少なくて見つけにくいのですが、どうすればいいですか?

Matcherで「一般職」をキーワードに検索したり、キャリアセンターに「一般職で働くOBを紹介してほしい」と相談しましょう。一般職のOBは少ないですが、総合職のOBに「一般職の方を紹介してもらえますか?」と聞く方法もあります。

Q4. 面接で「一般職を志望する理由」を聞かれた時、OB訪問の話は使えますか?

非常に効果的です。「一般職の○○さんにOB訪問でお話を伺い、〜という働き方に共感した」という具体的な根拠は、志望動機に説得力を与えます。

Q5. 一般職と総合職の違いは事前にどこで調べればいいですか?

マイナビ・リクナビの企業情報ページ、企業の採用ページ(コース別採用の説明)、OpenWorkの口コミが参考になります。OB訪問前に基本情報を把握しておくことが礼儀です。

参考記事・おすすめサービス

28卒が今すぐできるOB訪問アクションプラン

OB訪問を効果的に進めるためのステップ別アクションプランをまとめました。

ステップ1(今週中):OB訪問の目的を整理する

「この訪問で何を解決したいか」をA4用紙1枚に書き出しましょう。

  • 志望動機の深掘りをしたいのか
  • 仕事内容の実態を確認したいのか
  • 選考対策(ESや面接練習)のフィードバックが欲しいのか
  • 社風や企業文化を確認したいのか

目的が明確になれば、どんなOBに話を聞くべきかも自然と決まります。

ステップ2(来週中):OBリストを作成する

以下の方法で訪問候補のOBリストを作成しましょう。

方法 特徴
Matcher 幅広い業界・企業のOBにアクセスできる
ビズリーチ・キャンパス 同じ大学のOBを探しやすい
大学キャリアセンター 大学公認のOBリストを活用
LinkedIn 外資系・グローバル企業に強い
説明会・インターン 直接つながりを作れる

ステップ3(2週間以内):OB訪問の依頼メールを送る

5〜10人に同時にメッセージを送りましょう。承諾率は40〜60%を想定し、複数の返事を目標にします。

ステップ4(訪問後):情報を整理してESや面接に活かす

OB訪問後48時間以内に、得た情報を以下の観点で整理しましょう。

□ 志望動機に追加できる情報はあったか
□ 面接での逆質問に使えるネタはあったか
□ ESに引用できる具体的なエピソードはあったか
□ 業界・企業の理解が深まった点はどこか

💡 ポイント: OB訪問の情報は「使ってナンボ」です。訪問しただけで満足せず、必ずESや面接の準備に反映させましょう。

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OB訪問と並行して使いたい就活ツール・サービス

企業研究に使うツール

  • マイナビ就活:業界・企業の基本情報収集
  • リクナビ:エントリー・説明会管理
  • OpenWork:社員のリアルな口コミ
  • 四季報オンライン:定量データで企業を比較

OB訪問に使うサービス

  • Matcher:最大規模のOB訪問マッチングアプリ
  • ビズリーチ・キャンパス:大学連携型で信頼性が高い
  • doda campus:キャリア相談機能も充実
  • LinkedIn:外資系・グローバル企業向け

ES・面接対策に使うツール

  • ワンキャリア:内定者ESの実例を確認
  • 就活会議:OB体験談・企業口コミを参照
  • マイナビ就活 面接対策:面接の準備を体系的に

OB訪問はあくまで就活の一つのピースです。企業研究・ES作成・面接対策と組み合わせて、総合的な就活力を高めていきましょう。

OB訪問に関するよくある疑問をさらに深掘り

「OB訪問は必要?」という疑問への最終的な答え

結論から言えば、OB訪問は「やらなくていい理由がない」行動です。特に28卒の就活は競争が激しく、同じ業界・同じ企業を志望する学生が増える中で差別化が求められます。

OB訪問をした学生と、していない学生の差は主に以下の3点に現れます。

  1. 志望動機の説得力:「社員の方から伺った話」という一次情報があるかどうか
  2. 逆質問の深さ:「OB訪問で気になったこと」を起点に深掘りできるか
  3. 企業理解の立体感:表向きの情報だけでなく「本音の情報」を持っているか

就活スケジュールの中でOB訪問をいつやるか

28卒の場合、OB訪問を始めるベストタイミングは**3年生の6〜7月(インターン解禁前後)**です。

時期 OB訪問の目的
3年6〜9月 業界絞り込み・業界理解の深化
3年10〜12月 志望企業の絞り込み・企業文化の把握
3年1〜2月 第一志望の深掘り・面接準備
3年3月〜 選考直前の最終確認・逆質問の磨き上げ

早く始めるほど多くのOBに訪問でき、情報量が増えます。

💡 ポイント: OB訪問は「就活解禁後(3月)」を待つ必要はありません。インターン時期から始めることで、就活本番に向けた強固な企業理解が積み上がります。

OB訪問の情報管理術

複数のOBに訪問すると、情報が混在して整理が難しくなります。以下の方法で管理しましょう。

推奨管理方法(スプレッドシート)

| OB名 | 企業名 | 部署 | 訪問日 | 主な話題 | 面接で使えるポイント | お礼送付 |

このような一覧表を作ることで、複数のOB訪問の情報を比較・参照しやすくなります。

OB訪問を「キャリア資産」として長期に活かす

OB訪問は就活のためだけでなく、入社後のキャリア形成にも役立ちます。

  • 入社後の上司・先輩との良好な関係:OB訪問でお世話になった社員が同僚になることがあります
  • 業界ネットワークの形成:Matcherで知り合ったOBが別の企業のキーパーソンになることも
  • 転職市場での情報収集:数年後の転職を検討する際、以前OB訪問した社員に再連絡できます

OB訪問で築いた関係は、就活を超えた長期的な資産になります。

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参考になる統計データ(2024年度版)

データ 数値
OB訪問を3回以上した学生の内定率 78%(Matcher調べ)
OB訪問を1回もしなかった学生の内定率 52%(同)
内定者がOB訪問で最も役に立ったと答えた情報 「入社の決め手」「職場の雰囲気」
OB訪問後にお礼メールを送った学生の割合 67%
採用担当者がOB訪問の実績を評価すると回答した割合 73%(コンサル・商社)

これらのデータは、OB訪問が単なる「就活の慣習」ではなく、内定率に直結する具体的な行動であることを示しています。

まとめ:今日からできるOB訪問の第一歩

OB訪問を始めるために今日できることは以下の3つです。

  1. Matcherに登録する(無料・5分で完了)
  2. 志望企業のOBを3人リストアップする
  3. 依頼メッセージの草案を書く

最初の一歩を踏み出すことが、OB訪問成功の最大のカギです。