志望企業に同じ大学のOBがいない、どうすればいい?

「○○株式会社を志望しているが、大学のキャリアセンターのOBリストにはその企業の卒業生がいない」という悩みを持つ28卒就活生は少なくありません。特に中堅大学の就活生や、ニッチな業界・企業を志望している学生は、このような状況に直面しやすいです。

しかし、大学のOBリストにいないからといってOB訪問を諦める必要はありません。現代では、大学の縁がなくてもOB訪問の相手を見つける方法が複数存在します。

本記事では、同じ大学のOBがいない場合のOB訪問相手の探し方5選を、具体的な手順と注意点付きで解説します。

💡 ポイント: 大学のOBリストはあくまで手段の一つ。現代ではMatcherなどのサービスを使えば、どの大学でも同等の情報収集が可能です。

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対処法①:Matcherで企業名検索

最も手軽で効果的な方法が、OB訪問マッチングアプリ「Matcher」の活用です。Matcherでは企業名で社員を直接検索できるため、大学のOBリストにない企業でも訪問相手を見つけられます。

手順

  1. Matcherに登録(無料)
  2. 検索バーで企業名を入力
  3. 希望する部署・職種でフィルタリング
  4. プロフィールを確認してメッセージを送信

大学OBがいない場合のメッセージ例文

○○様

はじめまして。○○大学3年の田中太郎と申します。
ご所属の〇〇株式会社を強く志望しており、
社員の方のリアルなお声をお聞きしたいとご連絡いたしました。

大学に同社のOBがおらず、Matcherを通じてご連絡している次第です。
30分程度、オンラインでお話を伺えますでしょうか。

伺いたい内容は以下の3点です。
①〜(具体的な質問)
②〜
③〜

よろしくお願い申し上げます。

対処法②:ビズリーチ・キャンパスで大学横断検索

ビズリーチ・キャンパスは、同じ大学のOBだけでなく全国の社会人と繋がれるプラットフォームです。「大学OBに限定しない」設定で検索することで、志望企業の社員を見つけられます。

機能 内容
企業名検索 特定企業の登録社員を探せる
大学横断検索 出身大学に関係なく社員を探せる
テーマ検索 「就活相談」「業界研究」などのテーマで探せる

対処法③:LinkedInで企業社員を探す

LinkedInは外資系企業・グローバル企業の社員が多く登録しており、日系大企業の社員も増加しています。企業名で検索して、メッセージを送ることでOB訪問を依頼できます。

LinkedInでの依頼文例

田中様

はじめまして。○○大学3年の鈴木と申します。
現在、○○株式会社への入社を志望しており、
実際に働いていらっしゃる方のお話を伺いたいと思い、
LinkedIn経由でご連絡させていただきました。

30分程度オンラインでお時間をいただけますでしょうか。
ご検討いただけますと幸いです。

💡 ポイント: LinkedInのメッセージはInMailを使うことでつながっていない方にも送れます。学生は無料プランでも一定数のInMailが使えます。

対処法④:説明会・インターンで直接コネクションを作る

企業の会社説明会・インターンシップに参加することで、社員と直接つながるチャンスが生まれます。

説明会後の名刺・連絡先獲得のコツ

説明会終了後のQ&Aタイムや懇親会で質問した担当者に「OB訪問でさらに詳しくお聞きしたいのですが、ご連絡先を教えていただけますか?」と直接聞くことができます。

インターン参加後のOB訪問依頼例文

件名:インターンのお礼とOB訪問のご相談(○○大学 田中太郎)

○○様

先日のインターンシップではお世話になりました。
○○大学3年の田中太郎です。

インターンを通じて御社への志望度がさらに高まりました。
就職後の具体的なキャリアについてさらに詳しくお聞きしたく、
改めてOB訪問のお時間をいただけますでしょうか。

30〜45分程度、ご都合の良いタイミングでお願いできますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

対処法⑤:企業の採用担当者に直接問い合わせる

採用担当者にメールや問い合わせフォームから「社員へのOB訪問の機会をいただきたい」と依頼する方法もあります。

採用担当者への依頼例文

件名:OB・OG訪問のお願い(○○大学 田中太郎)

株式会社○○ 採用ご担当者様

はじめまして。○○大学経済学部3年の田中太郎と申します。
現在、貴社への就職を志望しており、
社員の方のお話を直接伺える機会をいただきたく、
ご連絡申し上げました。

弊大学には貴社のOBが少なく、
ぜひ採用担当の方からご紹介いただければと思っております。

30〜60分程度、オンラインでの面談でも構いません。
ご検討いただけますでしょうか。

どうぞよろしくお願い申し上げます。
田中太郎(メールアドレス・電話番号)

5つの方法の比較

方法 手軽さ 信頼性 幅広さ 備考
Matcher ★★★★★ ★★★★ ★★★★★ まず試すべき第一選択肢
ビズリーチ・キャンパス ★★★★ ★★★★★ ★★★★ 大学連携型で信頼性が高い
LinkedIn ★★★ ★★★ ★★★★ 外資・グローバル企業向き
説明会・インターン ★★ ★★★★★ ★★★ 直接会えるので信頼性が高い
採用担当者への問い合わせ ★★ ★★★★ ★★★ 時期によって対応が変わる

よくある質問

Q1. Matcherで大学OBがいない企業の社員に依頼しても承諾してもらえますか?

大学の縁がなくても承諾してもらえます。Matcherは大学OBに限定したサービスではないため、質の高いメッセージを送ることが承諾率を左右します。

Q2. 同じ大学のOBじゃないと話が盛り上がりませんか?

そんなことはありません。同じ大学である必要はなく、共通の興味・志望業界の話で十分盛り上がります。「同じ大学のOB」は話しかけやすいという利点があるだけで、必須条件ではありません。

Q3. 大学のキャリアセンターに「OBがいない」と相談してもいいですか?

ぜひ相談してください。キャリアセンターが独自のルートで社員を紹介してくれるケースや、他大学のOBを紹介してくれる場合もあります。

Q4. 中小企業・ベンチャー企業のOBを探す方法は?

LinkedInと採用担当者への直接問い合わせが効果的です。また、SNS(X)で「○○株式会社 社員」と検索して社員を見つける方法も使えます。

Q5. OBがいない企業の面接では不利になりますか?

大学OBがいないことが直接不利になることはありません。ただしOB訪問なしの場合は、企業研究の質が問われることがあります。Matcherなどを使って別の経路からでもOB訪問することを強くすすめます。

参考記事・おすすめサービス

28卒が今すぐできるOB訪問アクションプラン

OB訪問を効果的に進めるためのステップ別アクションプランをまとめました。

ステップ1(今週中):OB訪問の目的を整理する

「この訪問で何を解決したいか」をA4用紙1枚に書き出しましょう。

  • 志望動機の深掘りをしたいのか
  • 仕事内容の実態を確認したいのか
  • 選考対策(ESや面接練習)のフィードバックが欲しいのか
  • 社風や企業文化を確認したいのか

目的が明確になれば、どんなOBに話を聞くべきかも自然と決まります。

ステップ2(来週中):OBリストを作成する

以下の方法で訪問候補のOBリストを作成しましょう。

方法 特徴
Matcher 幅広い業界・企業のOBにアクセスできる
ビズリーチ・キャンパス 同じ大学のOBを探しやすい
大学キャリアセンター 大学公認のOBリストを活用
LinkedIn 外資系・グローバル企業に強い
説明会・インターン 直接つながりを作れる

ステップ3(2週間以内):OB訪問の依頼メールを送る

5〜10人に同時にメッセージを送りましょう。承諾率は40〜60%を想定し、複数の返事を目標にします。

ステップ4(訪問後):情報を整理してESや面接に活かす

OB訪問後48時間以内に、得た情報を以下の観点で整理しましょう。

□ 志望動機に追加できる情報はあったか
□ 面接での逆質問に使えるネタはあったか
□ ESに引用できる具体的なエピソードはあったか
□ 業界・企業の理解が深まった点はどこか

💡 ポイント: OB訪問の情報は「使ってナンボ」です。訪問しただけで満足せず、必ずESや面接の準備に反映させましょう。

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OB訪問と並行して使いたい就活ツール・サービス

企業研究に使うツール

  • マイナビ就活:業界・企業の基本情報収集
  • リクナビ:エントリー・説明会管理
  • OpenWork:社員のリアルな口コミ
  • 四季報オンライン:定量データで企業を比較

OB訪問に使うサービス

  • Matcher:最大規模のOB訪問マッチングアプリ
  • ビズリーチ・キャンパス:大学連携型で信頼性が高い
  • doda campus:キャリア相談機能も充実
  • LinkedIn:外資系・グローバル企業向け

ES・面接対策に使うツール

  • ワンキャリア:内定者ESの実例を確認
  • 就活会議:OB体験談・企業口コミを参照
  • マイナビ就活 面接対策:面接の準備を体系的に

OB訪問はあくまで就活の一つのピースです。企業研究・ES作成・面接対策と組み合わせて、総合的な就活力を高めていきましょう。

OB訪問に関するよくある疑問をさらに深掘り

「OB訪問は必要?」という疑問への最終的な答え

結論から言えば、OB訪問は「やらなくていい理由がない」行動です。特に28卒の就活は競争が激しく、同じ業界・同じ企業を志望する学生が増える中で差別化が求められます。

OB訪問をした学生と、していない学生の差は主に以下の3点に現れます。

  1. 志望動機の説得力:「社員の方から伺った話」という一次情報があるかどうか
  2. 逆質問の深さ:「OB訪問で気になったこと」を起点に深掘りできるか
  3. 企業理解の立体感:表向きの情報だけでなく「本音の情報」を持っているか

就活スケジュールの中でOB訪問をいつやるか

28卒の場合、OB訪問を始めるベストタイミングは**3年生の6〜7月(インターン解禁前後)**です。

時期 OB訪問の目的
3年6〜9月 業界絞り込み・業界理解の深化
3年10〜12月 志望企業の絞り込み・企業文化の把握
3年1〜2月 第一志望の深掘り・面接準備
3年3月〜 選考直前の最終確認・逆質問の磨き上げ

早く始めるほど多くのOBに訪問でき、情報量が増えます。

💡 ポイント: OB訪問は「就活解禁後(3月)」を待つ必要はありません。インターン時期から始めることで、就活本番に向けた強固な企業理解が積み上がります。

OB訪問の情報管理術

複数のOBに訪問すると、情報が混在して整理が難しくなります。以下の方法で管理しましょう。

推奨管理方法(スプレッドシート

| OB名 | 企業名 | 部署 | 訪問日 | 主な話題 | 面接で使えるポイント | お礼送付 |

このような一覧表を作ることで、複数のOB訪問の情報を比較・参照しやすくなります。

OB訪問を「キャリア資産」として長期に活かす

OB訪問は就活のためだけでなく、入社後のキャリア形成にも役立ちます。

  • 入社後の上司・先輩との良好な関係:OB訪問でお世話になった社員が同僚になることがあります
  • 業界ネットワークの形成:Matcherで知り合ったOBが別の企業のキーパーソンになることも
  • 転職市場での情報収集:数年後の転職を検討する際、以前OB訪問した社員に再連絡できます

OB訪問で築いた関係は、就活を超えた長期的な資産になります。

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参考になる統計データ(2024年度版)

データ 数値
OB訪問を3回以上した学生の内定率 78%(Matcher調べ)
OB訪問を1回もしなかった学生の内定率 52%(同)
内定者がOB訪問で最も役に立ったと答えた情報 「入社の決め手」「職場の雰囲気」
OB訪問後にお礼メールを送った学生の割合 67%
採用担当者がOB訪問の実績を評価すると回答した割合 73%(コンサル・商社)

これらのデータは、OB訪問が単なる「就活の慣習」ではなく、内定率に直結する具体的な行動であることを示しています。

まとめ:今日からできるOB訪問の第一歩

OB訪問を始めるために今日できることは以下の3つです。

  1. Matcherに登録する(無料・5分で完了)
  2. 志望企業のOBを3人リストアップする
  3. 依頼メッセージの草案を書く

最初の一歩を踏み出すことが、OB訪問成功の最大のカギです。